引き戸用レール(甲丸レールからVレール)の取り換え
【2022.5.17 作成】


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閑人の暇つぶし

 

★30有余年前に建てられた自宅の引き戸用レールは当時一般的に使用されていた断面がかまぼこ型の「甲丸レール」を使用していましたが、最近になって、引き戸を動かすのに、かなり力を入れないと動かない状態になってしまいました。
    引き戸はレールの上に正常に乗っているので、不具合の原因は戸車がなにかの要因でうまく動かなくなっている可能性が考えられるので戸車を調べることにしました。



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①この引き戸は居間と食堂の間にあり、戸袋のある引違い戸で木枠にガラスを入れた昭和を感じる昔風のもので、部屋への出入りの度に開けたり閉じたりと、使用頻度は多い場所に設置されています。



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②引違い戸で、断面がかまぼこ型の甲丸レールが32mm間隔で2本取り付けてあります。木製の敷居もかなり老朽化していました。



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③上部の鴨居では、2本の溝が切り込んであります。




 

・引き戸を外して4個の戸車を調べることにしました。



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①引き戸の底にある戸車の状況です。1枚の引き戸に甲丸レール使用のため凹面をした2個の戸車が使用されていました。 長い間の使用でほこりが溜まり、 固定している釘も少し緩んでいました。



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②調べてみると4つの戸車の中の1個が車輪の一部が破損していました。これが、スムーズに動かない原因のようです。





 

・この破損した戸車の交換を考えましたが、この機会に相当に痛んで古風すぎる甲丸レールを今一般的に使用されている見栄えの良いVレールに取り換える事にしました。



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①釘で固定されていた甲丸レールは敷居とレールの隙間にマイナスドライバーを入れながら取り外しました。



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②レールを外したあとの敷居はかなり痛んでいましたので、サンドペーパーで磨き、簡単な塗装を行いました。




 

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①購入した2枚引戸用Vレールは長さが2,700mmあり、長すぎるため、25cm程度、金ノコで切り詰めました。レールはアルミニュウム製なので簡単に切ることができました。



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②既設の2本の甲丸レールの間隔は32mmで、2枚引戸用Vレールでは36mmと違っていましたが、 微妙な誤差なので2枚の引き戸の動きに影響がなさそうなので、その位置にVレールを取り付けました。



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③2枚引戸用Vレールを敷居に付属のネジを使用して固定しました。これでVレールの取り換え作業は終了です。



 

・Vレール用の戸車に交換しました。



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①Vレール用の戸車を4個購入しました。



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②取り外した跡に新しい戸車が問題なく取り付けられるか確認するため仮に挿入してみました。 多少の高さが調整できる機能が付加されている戸車でしたが、調整しなくてもそのまま使用出来ました。



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③4個の戸車をすべて取り換えました。





 

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①戸車を取り換えた2枚の引き戸を元に戻しました。



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②引き戸は軽くスムーズに動くようになりました。 これで作業は終了しました。




 

・撤去した甲丸レールと新設するvレールの2本のレール間隔に4mmの差がありましたが、昔の大工さんが造った木造の家で、上部にある鴨居部分の隙間に多少の余裕があるので、レールを変えても支障が無いと考えて、取り換えを行いましたが、 引き戸の動きに影響はありませんでした。その他、これまでの甲丸レールと違い、Vレールは微妙な出っ張りがなくなり、 バリアフリーになりました。


以上です。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。








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